建築物の木造・木質化、県産材合板の安定供給に向けて

 秋田プライウッドは「一般社団法人秋田県建築士事務所協会」、「秋田県」との三者間で、秋田県内の建築物における県産材合板の積極的な活用などを目的とする「秋田県産材の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を2026年3月27日に締結しました。
 2026年5月22日、一般社団法人秋田県建築士事務所協会(村田良太会長)の第60回定時総会がANAクラウンプラザホテル秋田で開催されました。事業計画の報告などの総会議事の終了後に、当社は協会会員として登壇する機会をいただき、齋藤英和取締役事業推進室長が三者協定の内容や県産材合板の安定供給に向けた当社の取り組みを紹介しました。

 講演の前半に企業概要の説明を行い、消費原木量は国産材100%を達成しており、そのうち秋田県産材が70%弱を占め、月間生産量30,000㎥は国内トップクラスという現在の生産状況を紹介しました。
 単板の強度を測定する機器を導入して合板の強度を担保している「秋田県産スギ合板」のセールス拡大に触れながら、合板の他にも防滑性に優れた床材「ネマーレ」や、在来工法や金物工法に対応する「プレカット」など、注力している製品ラインナップをご案内しました。
 森林環境事業の説明では、県内に所有する社有林「アキプラの森」や、樹種や播種の数を年々増やしている育苗事業の紹介を通じて、「植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える」という「永遠の緑の循環」を守りながら合板の生産をし、建築物の木造化、木質化に貢献していく、という当社の姿勢をあらためてお話させていただきました。

県内の建築士事務所代表者など協会会員が出席
県産材安定供給の責任を果たしていく思いを伝えた齋藤室長

 三者協定の中にある、協会に加盟する建築士事務所が設計・施工する建築物に対して環境負荷を最小限に抑えた秋田県産材合板を安定的に供給する他、秋田県森林資源の循環利用の確立に向けて再造材対策の強化を図る「あきた未来へつなぐ再造林基金」への支援、建築士事務所や住宅建設業界等を対象とした工場見学会の開催などの取り組みを当社が行いながら、合板メーカーとして果たすべき役割を説明しました。
 また、建築物の木質化を推進するための具体的な施策として「新コンセプト合板」の施工例を画像で提示。積層面を見せる「デザイン壁」や「テーブル」の導入実績を踏まえて、内装の木質化において「新コンセプト合板」の持つポテンシャルをアピールしました。
 参加者の手元には、会場で配布した「新コンセプト合板」カタログや積層面カットサンプルがあり、それらをがあり、それらを見ながら説明に耳を傾けている様子で、当社のことをより知ってもらう機会となりました。

 全国有数の森林王国・秋田では人工林の多くが50年以上の利用期を迎えています。これら森林資源を適切に活用し、伐採・利用・再造林を循環させていくことで二酸化炭素の排出抑制・固定化に寄与できます。地域材である「秋田県産材合板」を使用することは原木の輸送に伴う燃料費と二酸化炭素排出量の削減で環境負荷の低減も実現できます。
 当社は県産材合板の多様な活用方法を提案するとともに、合板の安定供給に努め、秋田県内の木材供給のセーフティーネットとしての役割を果たして参ります。

TOP