男鹿市の冬の観光行事「第60回なまはげ柴灯まつり」が2023年2月10日から12日までの3日間にわたり開催されました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響で入場者の人数制限や行事の一部中止など規模を縮小してきましたが、今年は感染対策をとりながら3年ぶりに通常開催となり、のべ4,000人弱の来場者が訪れて、なまはげ行事の迫力を間近に感じていました。

昭和39(1964)年に始まったまつりはこれまで一度も中止されることなく開催され今回で60回の節目を迎えました。コロナ禍前は全国から延べ7,000人を超える来場者が訪れ、コロナ禍であってもおよそ2,000人の方々が訪れました。冬の秋田県を代表する行事であるこのまつりには関係者、ボランティア、地元企業など多くの方々が携わり開催されています。男鹿市が取り組むSDGsの目標一つである「住み続けられるまちづくりを」を実現するため、開催はもちろん未来に向け継承していくためには多くの支援が必要となっています。
当社も地元の企業として大事な「男鹿のナマハゲ」行事を未来へ残すため、今年もなまはげ柴灯まつりを支援しました。


支援企業名入りの案内看板

支援企業名が入ったのぼり旗

当社の地域への取り組み紹介看板
3年ぶりの通常開催となった今回は「里のなまはげ乱入」も復活し市内各地区の特色あるなまはげ達が場内で動き回り、来場者は地区ごとにユニークな表情をしたなまはげ達とふれあいながら記念撮影をしていました。男鹿市内各地で大晦日に行われる「なまはげ行事再現」では県外からの来場者が出演し行事を体験できる特別企画が行われました。
その他、秋田が生んだ現代舞踏の先覚者・故石井漠氏が振り付け、息子の作曲家石井歓氏が作曲した「なまはげ踊り」や和太鼓となまはげを組み合わせた男鹿の郷土芸能「なまはげ太鼓」などの行事が続き、来場者はなまはげを十二分に堪能した様子でした。

無病息災や豊作を祈願する行事の再現

雄々しい踊りを披露

太鼓を打ち鳴らす

「なまはげ入魂」

なまはげに扮する地域の若者達が参道入口の石段にて神(しん)の入った面を授かり「なまはげ」と化して山に戻る「なまはげ入魂」、そしてなまはげたちが山から真山神社境内へ下りてくる「なまはげ下山」が行事の見どころです。面を身につけたなまはげ達が雄叫びを上げながらしこを踏む様子は一帯を厳かな雰囲気にします。
そして松明をかざしながら闇に包まれた雪山から降りてくる姿は幻想的で行事はクライマックスを迎えます。境内に降りたなまはげ達は来場者の目の前を練り歩きます。来場者は勇壮な様子を間近にしながらなまはげの魅力を満喫していました。

まさに幻想的で見る者すべてを魅了
当社男鹿工場では、防音壁を利用した「潮風ギャラリー」で絵画や地域の防犯意識の向上をめざす標語の展示を行い、清掃ボランティア活動「船川港湾区域アダプト・ロード・プログラム」に参加し地域の環境保全活動に取り組んでいます。
また、なまはげ柴灯まつりや男鹿日本海花火など様々なイベントやまちづくりの支援を通して、地域の皆様と共に地域づくりに励んでおります。

展示する潮風ギャラリー

アダプト・ロード・プログラム

開催される男鹿日本海花火

木材チップをプレゼント
今年60回目となった「なまはげ柴灯まつり」ですが、秋田プライウッドも2023年で創業60周年を迎え節目を迎えました。担い手の確保などの課題がある中、男鹿市は地域の大事な文化である「男鹿のナマハゲ」を継承し、持続可能な地域づくりを実現できるよう取り組んでいます。
当社も『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環により森林資源を持続的に活用する森林経営を実践し、地球環境の保護、持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めています。
当社は地域の一員として、なまはげを未来へ受け継いでいくために取り組む地元の方々を応援するとともに、これからも地域を盛り上げ、支えてまいります。