当社女性社員が委員として参加~秋田県林業女性会議が初会合~

 秋田県は林業関係の仕事に携わる女性の意見や視点をもとに職場環境を改善し、林業に従事する人材確保につなげるため「秋田県林業女性会議」を立ち上げました。会議は林業関連企業や森林組合、県職員の女性11名で構成されており、当社森林事業部の田口聖香と後藤美森の2名が委員として選ばれました。
 今後、意見交換や情報収集を重ねて分析を行い、課題を抽出して取りまとめ9月をめどに県再造林推進委員会に改善策を提案します。

 5月30日に県林業研究研修センター(秋田市)で開かれた第1回会合では林業における女性の雇用や就業について説明がありました。県内の林業従事者の女性の割合は2018~2021年までわずか3%で推移しており、深刻化する人材不足の中で貴重な戦力である女性が働きたいと思える職場へと改善することが求められています。座長の県林業木材産業課の細谷百合子政策監から女性目線で現状を分析、課題を整理して最終的には全ての人が働きやすい職場環境の実現を目指して意見をまとめていく旨のお話がありました。
 田口と後藤は森林事業部で取り組んでいる現状をふまえて、女性が林業で働きやすい職場づくりや女性を林業へと呼び込むための意見を述べました。

森林事業部 田口聖香
森林事業部 後藤美森
※秋田県山林種苗協同組合100周年記念座談会(2022年1月撮影)

 当社森林事業部は計画的な間伐や主伐、植林を行い持続可能な森林経営を実践しています。苗木(コンテナ苗)生産における水や温度の適切な管理による品質、生産量の向上、社有林での植林作業効率を向上させることで再造林を推進しています。
 県が目指している2025年度までに再造林率50%への引き上げに対して、当社は中長期的に素材確保の体制を整え、森林整備を適切に行いながら事業を安定的に展開することで目標達成に貢献してまいります。

コンテナ苗の播種(種まき)作業を行う田口と後藤
社有林アキプラの森
「秋の宮」での植栽作業

 当社が製造する国産材合板をはじめとする伐採木材製品「HWP(Harvested Wood Products)」の持つ炭素貯蔵力は2050年カーボンニュートラルの実現、脱炭素社会の実現に大きく貢献できます。全社員が働きやすい職場環境を整えて『植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える』という永遠の緑の循環を守り、林業・木材産業が将来性のある業界となるよう努めるとともに、地球環境の保護、地域への貢献を果たしてまいります。

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