当社は秋田市大森山動物園の動物たちが快適に生活できるよう合板やむき芯、木材チップを提供しています。合板やむき芯は動物の小屋の屋根や壁面に、木材チップは地面に敷いてクッションとするなど動物に合わせて活用されています。
2024年11月14日、向浜工場でインドホシガメとシマフクロウの展示場で使用するためのチップの搬出作業が行われました。





インドホシガメにはむき芯材を砕いた「むき芯チップ」、シマフクロウには端材を細かく砕いた「単板チップ」を提供しました。動物たちの展示場では地面に赤ちゃんが落下してケガを負うことや固い地面が足へ負担をかけるなどのリスクがあります。当社の製造過程で生じるチップを地面に敷き詰めることで、適度なクッション材となり動物たちを守ることができます。むき芯チップとより細かな単板チップはサイズや形が異なることから、動物にとってより気持ち良く過ごしやすいチップを2種類のチップから選ぶことができます。
インドホシガメとシマフクロウそれぞれの展示場で飼育スタッフによって敷き詰め作業が行われ、ストレスのかかりにくい地面や巣箱となりました。






当社のチップは大森山動物園の動物たちから好評で、2022年4月にユキヒョウの子どもにむき芯チップをプレゼントした際は、走り回ったり、遊んだりと気に入ってくれたようでした。今回もインドホシガメ、シマフクロウたちが新しいチップで快適に過ごしてもらえるよう期待しています。
生き物たちの生態を間近に見ることで命の尊さを学ぶ貴重な時間と機会を得ることができる動物園は、命の大切さと共に地球環境を守る大切さにも理解を深める場であります。
当社はこれからも動物が快適に過ごせる自然環境を守るため、木材利用による炭素固定化、森林資源を循環によって地球環境の保護に貢献してまいります。
