秋田県内の各自治体は、中高生に対して地元企業の魅力や地元で働く意義、仕事のやりがいなどを知る機会を提供することで県内で働くことに関心を持ってもらう取り組みを行っています。若者の県内定着を促進するため就職説明会や企業ガイダンス、セミナーなどを通じて啓発しています。
当社は2024年10月から12月にかけて秋田市と男鹿市で行われた企業ガイダンスの場に参加して、当社の地球環境に対する取り組みや仕事のやりがい、地元秋田で働くことの良さなどを生徒たちにアピールしました。
2024年10月25日、男鹿東中学校で行われた「男鹿市中学生企業ガイダンス(主催:男鹿市教育員会)」において、当社は企業理念や業務内容などの企業概要、環境やSDGsなど社会に対する会社の取り組みなどを説明しました。
今回のガイダンスを通して生徒からは「製造だけでなく、持続可能な仕組みを大切にしていることに驚いた。合板を手にして会社の業務内容に興味がわいた」「売上などだけでなく、地球規模のことも配慮していることに驚いた」「仕事はすべて社会を支えていると思った。製造業で作った製品が建設業を支えていた。仕事はお金を稼ぐためだけでなく、社会にみんなのためでもあると再確認した」などの感想をいただきました。
また、SDGsや環境のことをもっと詳しく調べたい、合板の強度についてもっと詳しく知りたい、当社で加工している製品が他にどんなものがあるか知りたいなど、当社に興味を持ってくれた生徒の声もありました。





10月31日、男鹿市文化会館小ホールで、高校2年生を対象とした体験型業界研究会「なまはげジョブFes'24(主催・共催:ハローワーク男鹿、男鹿市商工会、男鹿市)」が行われ男鹿市内12の事業所がブースを出展し、男鹿工業高等学校、男鹿海洋高等学校から合わせて50名近くが参加しました。男鹿市内の事業所への就職者が減少している原因のひとつに県外への就職希望者が増えていることが挙げられますが、それだけではなく生徒たちが男鹿の地元企業の情報にふれる機会が少ないことも影響していることから、今月の開催は地元企業から直接説明を受ける機会を設けることで理解を深め地元就職につなげる目的も有しています。
スライドを使った企業概要や合板の構造の説明を行い、さらに住宅模型に実際にふれてもらいながら、合板やプレカットなど当社の製品が具体的に住宅のどこに使われているかを説明しました。





11月7日、令和6年度「秋田地域企業ガイダンス(主催:秋田地域振興局)」が秋田南高等学校中等部で開催され、2~3年生に対して参加企業20社の担当者から業務内容や仕事のやりがいなどが説明されました。
当社から生徒に対しては合板の構造と強度を知ってもらうための30cm四方の単板の折り曲げの体験を行い、3枚の単板のうち真ん中の単板の向きを90度変えると強度を得ることができることが分かると驚きの声が上がりました。合板を製造する上で原材料となる丸太を単板に加工する工程を大きなキッチンペーパーを使って分かりやすく伝えることで合板を作るために必要となる単板への理解をより深めてもらいました。
合板をはじめとする木材製品の利用推進が「木を伐って、使って、植えて、また使う」という森林資源の循環の良いサイクルを生み出し、森林による二酸化炭素の吸収、木材製品による炭素固定化によってカーボンニュートラルの達成を通じて地球温暖化の防止に貢献できる当社の取り組みを伝えました。
生徒から秋田プライウッドに就職した理由について聞かれた当社担当者は、地元就職への強い希望があり、合板の製造を通じて地球環境の保護に貢献できるという世界規模の大きな仕事ができること、脱炭素に向けた木材利用の促進という国が推進する事業を秋田でできることなど、秋田でもスケールの大きな仕事ができるということに共感したことが入社を決意した動機になったことを伝えました。






12月3日、「秋田地域企業ガイダンス」が秋田大学教育文化学部附属中学校で開催され企業15社が参加。1年生を対象としたガイダンスは事前に当社のことを調べた様子が伺えて「合板を作るときに気をつけていること」「全国または海外にも製品は使われているか。」「少花粉杉ってどのようにしてつくるのか」「仕事をしていてやりがいを感じること」といった質問がありました。合板は我々人間の生命と生活を守る住宅に使われるため、しっかりとした品質が担保されていることが求められること、仕事のやりがいについては、業務内容がすべて環境保護に通じていて、環境保護に直結しているところが魅力であることなどを答えました。





当社は自治体などが主催する企業ガイダンスや就職説明会に参加しながら、若者の県内定着に向けて工場見学やインターンシップの要請を積極的に受け入れています。今後も地元秋田の企業として、このようなガイダンスや工場見学などを通じて、魅力ある県内企業の存在や秋田で働くことの良さを伝えて、若者の県内定着が促進されるよう努めて参ります。
