街のにぎわいのために秋田の中心市街地で打ち上げる「千秋花火」

 2025年9月20日、秋田市の中心部に位置する千秋公園から花火を打ち上げる「第11回千秋花火」が行われました。今年は「躍動する秋田のプロスポーツ!」をテーマに、秋田をホームとするバスケット、サッカー、ラグビーの各スポーツチームが躍動する姿や、試合での勝利と活躍を期待する花火が音楽に合わせて夜空に次々と打ち上がりました。当日は雨が降る中でしたが多くの観客が集まり、中心市街地で打ち上げられる花火に大きな歓声とともに楽しんでいました。

 千秋花火は「秋田市の中心部、千秋公園から秋田市の大空へ花火を打ち上げ、市民に誇りに思ってもらえるようなにぎわいと、文化を作りたいと思っている花火プロジェクト」として、地元企業関係者から成る「NPO法人あきた元気倶楽部」が2015年からスタートさせたものです。中心市街地に空き店舗が目立つようになり、「自らの手でにぎわいを取り戻そう」との思いで苦労の末に実現させた-全国的にも珍しい「まちなか花火」として評価され第15回地域再生大賞(2025年2月)優秀賞を受賞しています。
 当社は、NPO法人という民間の力が主軸となって秋田の中心市街地を盛り上げていこうする姿勢やその取り組みに賛同して開催支援を行いました。

込めた思いとともに上がるメッセージ花火

 当社は秋田市に本社を置いて事業展開する企業として、秋田市で実施される行事やイベントの開催を支援したり、スポーツチームに協賛する等、様々な活動を行っています。秋田ノーザンハピネッツ(バスケット)、ブラウブリッツ秋田(サッカー)、秋田ノーザンブレッツ(ラグビー)の選手が着用するトレーニングウェアや会場でのゴミ分別エリア「エコステーション」などに協賛をしてチームをサポートしています。
 また、2015年からは秋田を代表する伝統行事「秋田竿燈まつり」に「寺町四区竿燈会」のスポンサー企業として参加しているのをはじめ、秋田市が運営する大森山動物園の動物たちが快適に生活できるよう当社の合板やむき芯、木材チップを提供するなど、地域への貢献を果たすために取り組んでいます。

秋田を元気にするために勝利を目指すスポーツチームをサポート
地域を盛り上げるため東北三大祭りの一つ秋田竿燈まつりに参加
むき芯チップで過ごすユキヒョウ(大森山動物園提供写真)
ユニバーサルなスポーツ「モルック日本大会in秋田」を開催支援

 全3部構成で行われた今年は、第1部でプロバスケットボールリーグBリーグ1部(B1)「秋田ノーザンハピネッツ」、ラグビートップイーストに所属する「秋田ノーザンブレッツ」の躍動を、第2部でサッカーJ2「ブラウブリッツ秋田」の歴史や活躍などが花火で表現されました。
 第3部のフィナーレ花火では「元気、あきた。躍動する秋田。秋田県民歌とともに」と題して、秋田県民歌の生歌唱に合わせて、ナイアガラの滝が点火され、スターマインでフィナーレを迎えました。

「秋田ノーザンハピネッツ~クレイジーピンクの熱狂~」
ピンクを基調にバスケットボールでスリーポイントシュートを表現
「秋田ノーザンブレッツ~目指せ!リーグワン~」
レッドとブラックでゴールポストにトライ表現
「躍動する秋田のプロスポーツ!ブラウブリッツ秋田」
ブルーとゴールドでチーム名である青い稲妻を表現
元気で躍動する秋田を秋田県民歌に合わせて表現

 今年で11回目を迎えた千秋花火は中心市街地で打ち上げられる全国的にも珍しい花火大会です。「まちなか花火」の創設にあたっては打ち上げ場所や近隣施設への配慮、交通規制など数多くのクリアするべき課題があったことは想像に難くありません。「県都秋田市の中心部を盛り上げたい」という思いを持った有志たちが立ち上がり、打ち上げを継続して中心部にぎわいを創出してきました。
 当社は今後もにぎわいをもたらし、市民が誇りに思える機会を創出する千秋花火をはじめ、地域の大切な行事の開催支援を通じて持続可能な地域社会に貢献できるよう努めて参ります。

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