社有林「アキプラの森 天鷺」を活用した原木シイタケ栽培

 当社では、社有林の有効活用と森林資源の循環利用を目的に「アキプラの森 天鷺」で原木シイタケ栽培に取り組んでいます。間伐などの森林整備の過程で発生する広葉樹ナラの木を、種菌を植え付ける「ホダ木」として活用しました。この取り組みは、森林整備と木材活用を一体的に推進し、山の恵みを再確認しながら、持続可能な社会の実現に貢献するものです。

 原木栽培は植菌から約1年~1年半でシイタケが発生し、1本の原木で3年程度の収穫が可能となります。ホダ木は直径10㎝前後、長さが約90cmのサイズで、植菌を行った後は菌が原木に活着するよう、直射日光を避けた風通しの良い日陰に置いて育てます。
 「アキプラの森 天鷺」は由利本荘市の旧岩城町と旧大内町にある約20haの社有林です。原木シイタケの栽培は「岩城中ノ森」で行っており、2023年6月に91本、2024年6月に56本の計147本の植菌を行い、今年2026年に147本のホダ木からシイタケが収穫されました。収穫時期は通常、春(4月~5月)と秋(10月~11月)の年2回となっており、じっくりと成長することから豊かな香りと深い旨味が特長です。

 当社の森林環境事業を担う「エーピーフォーレ株式会社」は、社有林において計画的な植林や間伐、皆伐を通じて持続可能な森林経営を実践しています。コンテナ苗(苗木)の生産による育苗事業や原木の素材生産事業を通じて、中長期的な素材確保体制を整えています。今後も森林資源の循環利用を適切に行いながら安定的に事業を展開し、再造林拡大を目指している秋田県の取り組みをさらに後押ししたいと考えています。

少花粉スギのコンテナ苗
秋田スギの植林作業
下刈り作業

 社有林「アキプラの森」は光合成により二酸化炭素を吸収・固定・貯蔵し、地球温暖化の防止に貢献しながら、生物多様性の保全、土砂災害の防止、水源の涵養などの多くの多面的機能を有しています。また原木の素材生産の場でもあり、森林資源を持続的に活用する森林経営を実践する当社に極めて重要な存在となっています。
 社有林を「育てる」過程で得られる材を「ホダ木」として活用し、二酸化炭素を固定・貯蔵しながら森からの美味しい恵みを得るという森林資源を「余すことなく活かす」取り組みは、カーボンニュートラルの実現やSDGsの達成に大きく貢献できます。当社は社有林を持続可能な社会を創るフィールドとして活用し、森林資源の新たな可能性を提案して参ります。

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