将来の林業・木材産業を担う秋田林業大学校2年生が工場見学

 2026年5月19日、秋田林業大学校(秋田県林業トップランナー養成研修)の2年生17名が当社向浜工場を訪れ視察研修を行いました。今回の研修はカリキュラムの一つである、木材の流通形態や価格動向、住宅建築を含む木材の利活用などについての基本的知識を習得する「木材加工・流通」を学ぶものです。
 当社は将来の林業・木材産業を担う秋田林業大学校研修生たちを、大学校の開学当初からインターンシップ研修や工場見学を毎年受け入れて、合板生産の現場を通じて秋田県における林業・木材産業の現状や森林資源の持続的利用の重要性を伝えています。

 座学では当社の企業概要を説明した後、合板の構造や強度について30センチ四方の単板3枚を重ねて折り曲げる体験で知ってもらいました。合板や床材に年間で使われる用材量や年間の素材生産量を説明し、日本トップクラスの合板生産量を有する当社の規模感を伝えながら木材加工への理解を深めてもらいました。
 秋田林業大学校卒業生3名が所属する当社の子会社であるエーピーフォーレ株式会社の説明も行い、20~30代と若い世代が原木生産の現場で活躍していること、基本的に週休二日制で休日出勤が無くメリハリを付けて仕事ができることなど、秋田プライウッドの森林環境事業を担っているエーピーフォーレの職場環境を紹介しました。

 工場見学では、原木の貯木場から単板加工、乾燥、接着、圧着、検査に至るまでの一連の生産工程を学びました。巨大な設備が稼働する工場内で、原木が次々と単板を経て合板へと加工されていく迫力ある製造ラインを前に、研修生たちは真剣な表情で説明に耳を傾けていました。

 製造現場の見学から戻った後に研修の振り返りが行われ、研修生からの様々な質問に答えました。「川中企業」である当社が合板生産を盛んにして育苗や再造林を積極的に進めることで、研修生たちが将来従事し原木生産を担う「川上企業」の収益向上につながるともに、二酸化炭素の排出抑制、固定化による気候変動の緩和など環境保全に貢献するという林業・木材産業の構造や重要な役割を伝えました。

 「国の宝は山なり、山の衰えは即ち国の衰えなり」として秋田杉の保護と育成に尽力した秋田藩家老の渋江内膳政光の言葉を理念とする秋田林業大学校。「植える、育てる、収穫する、上手に使う。そしてまた植える」という「永遠の緑の循環」を守り、木材利用を推進する当社にとってもその理念は事業を進める上での根本的な部分となっています。
 今後も当社は林業・木材産業を担う人材を育成する秋田林業大学校をサポートしながら、建築物の木造化や木材利用の推進し持続可能な社会の実現を目指し貢献して参ります。

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